腱鞘炎
- 手首に腫れや痛みがでる
- 手首や親指の付け根に触れると痛い
- 何をしていなくても、腕がジンジンする
- パソコンのキーボードやマウスの操作で痛みが出る
- ペットボトルの蓋が痛くて開けられない
腱鞘炎とは? | 東京都中野区弥生町の中野新橋接骨院
腱鞘炎とは、手の指にある「腱鞘」という部分が固くなり、炎症を起こしてしまっている状態のことをさします。
手は主に27個の骨からできているのですが、その骨と筋肉をつないでいるのが「腱」と呼ばれる部分です。
「腱」は骨から離れてしまわないように「腱鞘」というバンドのような組織でつながれているのです。
それが炎症を起こすことで、指に痛みが走ったり、曲げた指を伸ばしにくくなっている状態が「腱鞘炎」です。
「腱鞘炎」はもともと楽器を演奏する人やスポーツをする人、家事や育児をする人など、普段指や手をよく使う人にみられる症状でした。 ところが近年、それらに当てはまらない人にも症状が出ています。
その原因はパソコンとスマートフォン(スマホ)の操作です。パソコンでのマウスをクリックをする、キーボードで文字を打つといった操作、スマホではショッピングやSNS、ゲームなどに長時間夢中になってしまうことが原因です。
マウスのクリックなどで指を使いすぎてしまった時に起こる腱鞘炎を「ばね指」ともいいます。ばね指になると関節部分にこわばった感じがして、曲げ伸ばしのたびに痛みが起こるようになります。
また、手首に起こる腱鞘炎を「ドケルバン病(ドゥケルバン病)」といいます。 テニスや野球などの手首を多く使うスポーツでは、手首に強い力が加わるため腱鞘炎を起こしやすくなります。
一般的な治療法として、整形外科に行くと、腱鞘炎の症状に対して湿布をしたり、炎症をおさえるために指を固定して安静にするよう言われることが多いようです。
また、痛みがひどい場合は痛み止めの薬を処方されたり、痛み止めの注射(ステロイド注射)を打つ場合もあります。
診断は、手の親指を手のひらで包むように握り、そのまま内側に手首を曲げたときに痛みが強くなるか?を調べる「フィンケルシュタインテスト」と呼ばれる方法を使います。
しかし、腱鞘炎は再発しやすい症状で、痛みがなかなか引かない場合もあり、症状が重くなると病院の先生から手術をすすめられることも多いようです。
腱鞘炎の痛みをガマンしてほっておくと、症状が悪化して「ばね指」になったり、手首にまで痛みが出てくることもありますので注意が必要です。
一般的に腱鞘炎は、「手を頻繁に使う仕事」をしている人がなると言われていますが、妊娠出産期や更年期の女性にも多く見られる症状です。
腱鞘炎の病態とは? | 東京都中野区弥生町の中野新橋接骨院
少し難しい説明になってしまいますが、腱鞘炎の原因を細かくご説明します。
なぜスマホを使いすぎると手首の痛みや腱鞘炎になるか不思議ですよね?
その大きな原因が腱と腱鞘の摩耗と癒着です。
そもそも腱鞘とは腱の動きを効率的に動かせるようにするための筒(サポーター)のようなものです。
腱鞘には腱が動くたびにストレスがかかります。これが、継続的または断続的に行われると腱や腱鞘に微細な損傷が起こります。
この微細な損傷だけでは大きな痛みなどはほとんどありません。その為、気付かないうちの微細な損傷を繰り返していきます。
腱などは微細な損傷が起こると、筋肉ほどではありませんが修復しようとします。
その修復過程で、腱が一時的に細胞の膜を帯び、太くなるのです。
しかし、スマホを多用する方は、この修復過程の際にも腱や腱鞘に微細な損傷を繰り返し与え、さらに損傷がひどくなります。
そうなると腱自体が段々と太くなり、腱鞘に与えるストレスが増大し、慢性的な手首の痛み・腱鞘炎を引き起こすのです。
手首の痛みや腱鞘炎は持続的なストレスが原因なのです。
腱鞘炎の施術方法|東京都中野区弥生町の中野新橋接骨院
当院での腱鞘炎の施術の目的は、痛みの根本改善を目指した施術を行っていく事です。そのため、問診と検査をしっかりさせていただき、患者様の状態を把握した上でベストな施術をご提案させていただきます。
当院では腱の腫れを抑えたり、腱鞘の炎症を抑える、痛みを抑えることを目的としてハイボルテージ治療や超音波治療器を行います。
そして筋肉マッサージや筋膜リリース、ストレッチにより問題の腱、筋肉を緩めます。
日常生活や仕事でも痛みがある場合にはテーピングやサポーターを装着することで患部の負担が軽減します。
徐々に痛みが軽減してきたら、腱鞘炎の原因となっている、指以外の部位の治療も同時に行うことで、さらなる回復の促進と、再発の防止が期待できます。
腱鞘炎でお困りの方は痛みを我慢せずにお早めに中野新橋接骨院整骨院に起こし下さい。